燃料電池自動車に水素を供給する施設。水素は有害物質やCO2を排出しない
クリーンエネルギーとして注目を浴びており、それに伴い燃料電池自動車の開発、
水素ステーションの整備の普及も推進されています。
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水素は原子がとても小さく、鉄の結晶組織の
隙間に入り込み鋼を脆化させる性質があります。
そのため水素ステーションに使用される材料
には、水素中でも脆化が発生しない安全性の
高い特別な鋼が必要となります。
当社では、高圧ガス保安協会が推進する
高圧ガス保安法で使用基準を満たした、
高品質の特殊ステンレス鋼を在庫。水素業界の
ニーズを満たす耐水素性に優れた材料の
供給販売を行っています。
水素環境下における鋼材の使用には基準値が設けられており、ミルシートにおける絞りが75%以上、
かつニッケル当量が、その常用の温度により下図のとおり、定められています。
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金属組織に耐食性に優れるオーステナイトを採用し水素
環境下でも優れたな耐食性を発揮します。
また、靭性、延性、加工性、溶接性にも優れており、幅
広い用途で活用することができます。 -
ボロン、バナジウム、チタンといった合金元素を添加し
た耐熱鋼で、700℃までの高温環境に耐えることが可能
です。主にタービンロータやボルト、ブレード、シャフ
トといった部品の材料として活用されています。